コメントは基本、許可とかいらないのでどんどんしてください。ヨロです。小説正式ロゴマーク

×冷水機 ○冷水器 *追記あり*
メイドと冷水器が大好きなアフロです

……後半はノリで言っただけです

さて。

前回からお伝えしている、
「冷水器擬人化計画」。

本日、一区切りついたので報告します。
いや、一人でニヤニヤしながら楽しんだだけですが。




計画が勃興したばかりのときは、
やはり、思いつくままを書き綴ることが大切だと思うんだ。
ラフ
スキャナーとかあるとメチャクチャ便利だけど、
そんな贅沢な品は無いのでデジカメで勘弁。

基本コンセプトは、
「冷水器としての機能を持った人型アンドロイド」
つまりロボです(あたりまえ

頭のユニットから水が出ます。
アンドロイドなのでどこからでも出そうと思えば出せそうですが。





次の日。
ラフデザインを元に、もてる画力の全てをかけて、
というわけではないですが、
少しはまじめに描いてみます。上手くは無いですが。

……

最初に言いますが、暴走しました。
コンセプト
「戦場を駆け回り水分を供給する完全自立アンドロイド。
 機動力に重点を置き、
 全身を装甲で囲むのではなく、可変式の
 シールドで囲むことにより、
 従来より80%もの軽量化に成功した傑作器。
 しかしながら、逃げ回ることしかできないため
 『WUSS』=弱虫の烙印を押された不幸な娘でもある。」
調子に乗って描いた。後悔はしていない。
馬鹿といいたければ言えばいいじゃない!




*追記*
十月一日

今日はこんな物作ってみた。
ベタ塗りだけどまぁいいや。
コンピューターグラフィック化。

こうしてみるとまぁなんというか……
グラ公「この気持ち、まさしく愛だっ!」

いやいや、そんなことは無いか。





ざっとこんなもんでしょう。
感想、お待ちしております。等身が崩れたのは仕様です。

最近、メイドさんへの愛が足りないような気がしつつ。

では、また会えるときに。


☆コメント返し☆
>とりふじさん
 すばらしいも何もキモいマウスですww
 自ら意思を持っているかのよう

>キバヤシさん
 同じ価値観を持った人と会えて楽しいですw

>声優志望の高専生はるか さん
 「吹く」以上の感情を持った結果がこれだよ!
「抱きしめて!銀河の果てまで!」>メイドさん
弟に勧められて、マクロスFの最終回をみてきた、
いつもお疲れのアフロです。

テストも返却が始まり、鬱々真っ盛りです。

さて。Fの感想。

感動した!


マクロスならではの歌の要素があふれ、
かつバルキリーの動きがすごい。流石CG。
手書きもすばらしさがあるが、やはり動きはCGか……

と、初代VF-1からVF-25までその魅力を延々と
書き連ねたいとことですが、今日はその話じゃなくて。

うちの学校の、電光掲示板より。




掲示者……冷水機

お知らせ……私はの前にいる冷水機です。
        最近ここにカップ麺の食べ残しを
        流した人がいて困っています。
        喉が詰まりそうです。何とかしてください。



この内容を見て、俺は思ったんだ。
このあまりにも擬人化された冷水機からのメッセージをみて。

「冷水機を擬人化キャラにしたら萌えるんじゃないか?」

いや、今こう書いてみたら気もち悪い台詞ですね。
キモイじゃなくて、気持ち悪い。
自然とこう考えてしまったのですが、どうですか。
だれかイラストが得意な人、書いてみませんかww?

って、他力本願なのが悪いですね。自分で描けたらいいのですが。
ポイントは、「ラーメン流す」→「喉が詰まる」
      =排水溝が口、という仕様です。

……次は、マクロスについてまともな記事かけたら書きます。

蛇口はどこにしようか迷いつつ。

では、また次回。明日は部活を頑張ってきます。


☆コメント返し☆
>キバヤシさん
 どうです、ヲタ連の会議の中で、
 擬人化冷水機を考えるという(ry

>声優志望の高専生はるか さん
 「……いいの……か?」
 俺は、ハルカ(さん、以下敬称略)に、つい尋ねる。
 「は、はい……ご主人様が、喜んで、くださるのなら……」
 ハルカは、ゆっくりと、小さな声で、でも、はっきりと言った。
  だから、俺の中で迷いは無くなった。
 「それじゃぁ……」
 そっと、ハルカに近づき(以下略

 というストーリーが頭の中に(以下自重

>とりふじさん
 俺のパソはニコニコでMP4動画が重くて見れない素敵仕様なので、
 壊れるのは時間の問題です。
 てか、マウスが最近いかれてて何でもかんでもダブルクリックになっているという
 恐ろしい補正がかかります。
私にできること……を教えてくr(ry
新しい小説を苦し紛れに公開した、
テスト期間のアフロですごきげんよう。

このブログ=メイドさんの方程式を打ち立てるのは
別に悪くないむしろ喜ばしいことですが
まだ流石に知識は疎い方なのでのんびりまったりと。

今日の記事。

キバヤシさんから、このようなものを。
メイド服を着ればたちまち俺が注目しだす
ネンドロイドぷちの、朝比奈さんです。

よくよく思い出してみれば、俺が憂鬱を読み始めた頃は
長門一直線で他のキャラなんて見向きもしませんでしたが、
時間を置いて改めて見回せば、麗しきメイドさんがいたではありませんか。


<朝比奈みくる>
未来人でどじっ娘なのはさておき、
単純にメイドさんとしてみてみましょう。
まず、ご主人様、という観点から見るとメイド喫茶タイプ、
つまり特定の人を「ご主人様」とするのではなく、ある程度の人数に
平等にお仕事をしていくタイプ。
まぁ、SOS団のメンバーだけなのでここの定義は微妙か。
次に、お仕事に対する姿勢ですが、
お茶に関する心は一流の域に達しつつあるかな、とか。
「おいしいお茶を飲んでもらいたい」という意思の現れのはずなので
非常に評価できる点。
……究極の天然というか、どじっ娘であるのが痛いかなぁ
メイドさんには主人の異変に気づいて頂きたい。



長々と失礼。
ともかく、聞きたいこと。

メイドを愛するものとして

初の(半)可動フィギュアを

どう扱うべきか。

私にできることを教えてくれぇっ!


まぁ、常に見てあげられる位置に飾るか、
直射日光高温多湿を避けた場所に保管するか、
はたまた勝手に改造してしまうか。
@は勘弁、はもちろんのこと。期待した人がいたら表に出て
一度冷静になることをお勧めします。

なにか、するべきことを教えていただけるとうれしいです。
コメント、お願いします。

今回の小説はもしかしたら加筆修正するかも、と思いつつ。

では、意見ご感想お待ちしております。


☆コメント返し☆
>とりふじさん
 でも、マリアさんはアニメの抽出画像の
 引き延ばしが多くなるから画質の低下が避けられないorz

>声優志望の高専生はるか さん
 えぇっと、あんまり言うとナイフで刺されるのが一次設定の
 落ちだからなぁ……
 紅魔館のメイドさんで作品ごとに大きさが違うことから
 PADをつけているのではないかと疑惑のメイド長。
 つまり、PADをつけt……(グサリ

>キバヤシさん
 マクロス7の歌を送ります。
 「そうさ誰も 俺の 熱い思い

 止められない」!

 メイドラブに生を受けたからには、
 愛しつくさなきゃ嘘ってもんでしょww
「メイドさんと秋」前編
  メイドさんと秋

                         作……ねこぜのアフロ

 秋。
 夏の後であり、冬の前である秋。暦の上では、熱くも無く、寒くも無い快適な季節。
 そんな秋には、いくつかの俗称がある。
 
 一つ目。スポーツの秋。
 たしかに、この過ごし方は素敵だ。快適な気候を活かし、心身ともにゆっくりとスポーツを楽しもう、というのだろう。
 だが、俺はあまり好きではない。はぁはぁと息が上がるのが嫌いだからだ。

 二つ目。食欲の秋。
 実りの秋、とも言うように、おいしいものがたくさん出てくる季節だ。自然と食欲もそそられる、という感じか。
 ただ、コイツは俺には無関係だ。毎日おいしいものを作ってくれるメイドさんがいるからな。

 あと残った、代表的な秋は一つしかない。

 読書の秋。

 きっかけは、俺の読書好きからだ。


 ふと、顔を上げる。
 窓の外は、いつの間にか暗くなっている。というより、今は何時だ?
「……二十一時か。」
読んでいた本に栞を挟み、いすから立ち上がって背伸びをする。
「〜っ、ふぁ〜」
と、間抜けな声を出しながら身体を伸ばしたところで、一つクイズだ。

 俺は、何時から本を読んでいるでしょうか?

 ……はい、時間切れ。答えは、起床してすぐの五時過ぎからでーす。
「……五時過ぎから?」
自分でふざけたことを考えておいて、驚愕した。はは、まさか、そんなことがあるわけが無い。記憶を順に追って考えてみよう。

 俺は、デジタル式の目覚まし時計で目を覚ました。
 今日は、社長のクセにとってしまった一週間休暇初日だ。聞こえは悪いが、秋休みの一環だと思ってくれればいいか。
 ともかく、いつもならメイドさんが起こしてくれるのだが、今日は自分の意思で起きた。
「さてと。」
普段着に着替え、本棚に向かう。ここには、俺が独断と偏見で選んできた様々な小説が並んでいる。ジャンルはばらばら、作者にも何の統一も無い。ただ、自分が好きなものを並べているだけ。……だが、それがいい。
 適当に選んだ一冊を手に持ち、書斎の椅子に座る。
 パラリ、とページをめくる。そこには、決して自分が体験することの無い、宇宙での物語が広がっていた。広大な、無限の広がりを感じさせる宇宙。その中を、一隻の飛行船が行く。行く先はただ宇宙の果て。自分の意識は、まるで本がブラックホールになったかの如く、物語へと吸い込まれていく。いつしか俺は、登場人物と一緒に宇宙の旅を……

 はい。回想終了。
 われながら自分の行動に驚いている。ふと手元を見れば、物語は八巻目に入っている。自分でも、いつ立って本をとりに行ったのか全く記憶に無い。
 はぁ、俺の悪い癖だ。本を読み始めると止められなくなる……。
 気付いたら、腹が減っている。何か食べるものは無いかと、書斎を出て、食堂の方へ向かう。
 扉を開けると、そこには、一人のメイドさんが座っていた。
「……シエル、ここにいたのか?」
この屋敷の元派遣メイド現住み込みハウスメイドのシエルは、ツインテールの髪を揺らして俺のほうへ振り向いた。
 思わず、俺は後ずさりした。何故か。答えは簡単、シエルが今にも泣きそうな顔だったからだ。
「シ……シエル?」
ゆっくりと、恐る恐るシエルのほうへ歩いていく。シエルの向かいに座り、
「あの、俺さぁ、何かしたかな?」
と聞いてみた。
「ご主人様ぁ、覚えて……ないのですか?」
うなずくと同時に、シエルの顔がさらに悲しくなったのは言うまでも無く。
「ご主人様、ひ、酷いですぅ。そんなに、私を虐めるのが好きになったのですか?いつかは、お仕事を失敗したときに私を鞭で引っぱたいたりするようになるのですか?」
悲しみの中に、少し怒りが入って、
「私が、『ご主人様、今日はどうなさいましたか?早起きですね』とか、『今日からしばらくはお休みですね』って呼びかけても、『ご主人様、朝食の支度ができました』ってお呼びしても、『お紅茶が入りましたよ』、『昼食をお持ちしました』、『クッキーを焼いたみたんですが、お口に合いますでしょうか?』、『夕食をお持ちしたので、是非お食べください』、『コーヒーはいかがですか?』って何度もお食事を運んでも、全部『あぁ』とか『うん』とか『はぁ』で返事をするだけで何一つ手を付けてくださらないなんて……そんなに、私の手料理は食べたくなかったのですか?」
ついには「ぷくーっ」という擬態語が似合いそうな感じになって、
「もうっ、傷ついているんですからね……!」
とまで言われてしまうと、もう返す言葉も見つからない。
「あ、あのさ、こんな事言ったら悪いけどさ、お腹が減ってるんだが……」
いやいや、さっき運びましたから、って言われたら、どうしようかな〜と今度は俺が涙目になりながら考えていると、シエルは、
「くすっ」
と、本当に「くすっ」と笑ってから、
「もぅ、しょうがないご主人様ですね。少々お待ちください」
と言い残して厨房の方へ消えていった。
 呆然と取り残された俺は、そのまま五分くらい待っていた。おそらく、下準備、むしろほぼ作り上げていたのかもしれない。簡単な和風定食が出てきた。
 シエルの、主人を思う気持ちにはいつも心が安らぐ。

 ……だから、そんなシエルの気持ちにこたえようとしていたのに。

 次の日。
 起床、前日と同じく五時過ぎ。
 読書開始、起床後十数分後。
 読書終了、二十一時半。

 自分に待てと言いたい。
 昨日あれだけシエルを悲しませておいて、この体たらくとは何事かと自分を責めたい。
 まぁ、責めても時間は戻らないのでやっぱり腹は減るので食堂へ向かう。
 シエルは、流石に怒っていた。無理も無い。主人に二日連続で完全無視されてはメイドとしての心が許すわけが無い。
「……ご主人様?」
顔は笑っている。目以外だけどな。
「昨日、私がどれだけ無理して笑顔を作っていたか、ご存知ですか?」
「あ、いや、お察しします。」
「ご主人様……、もしかして、私のことを、嫌いになったのですか?」
この台詞の奥には、寂しさと悲しさがあったに違いない。
かの、春の椿事からはや半年となる。あのときの思いを、俺は忘れるわけが無い。シエルを抱きしめた、その感覚を忘れるわけが無い。忘れていないのだ。いないのにもかかわらず、シエルを悲しませていると思うと、苦しくなる。
「そんなことは」
絶対無い、と続けようとして言葉が出なかった。嫌いじゃないのは確かなのに、自分の気付かない所で何か忘れているのではないか、と思ってしまったから。自分に自信がもてなくなったから。
「……ご主人様……」
ぺこりと礼をして、食堂を後にするシエル。その背中を、結局引き止めることはできなかった。

 翌朝。俺は、食堂で目を覚ました、と感じた。昨日はあれから、ずっとシエルのことを考えていて、そのまま眠った記憶があったからだ。
 だが、どう考えてもここはベッドの上である。しかも、普段見かけないベッドだ。てか、このベッドはどこの部屋の物だ?
 よし、消去法だ。
自分の部屋のベッドでもなく、来客用のベッドでもない。
 なんだ、シエルの部屋のベッドじゃないか。
 身体が固まったのが分かる。何故だ。何故ここにいるんだ。思い募って無意識でシエルの部屋に来てしまったのか。
「おはようございます、ご主人様」
首だけ動かして、声のした方をみる。そこには、いつもの笑顔のシエルが立っていた。
 いつもの笑顔だ。ただ、いつも通りじゃないところがある。
「シエル、屋敷内で私服とは珍しいな。」
「いえ、しばらくしたら出ますから。」
「は?今何と」
俺の台詞をさえぎるように、すっとシエルが俺に擦り寄ってきて、
「ご主人様、しばらくお休みくださいませ。」
白い布を口に押し当てられた。
 あぁー、これがクロロホルムかー。臭いをかいでると、何か……意識が…………
数分間、薬が身体に回るまでシエルの笑顔を楽しみ、「これは死ぬかもしれないな
」と考え、意識が途絶えた。

<次へ>
「メイドさんと秋」後編
<戻る>

 次に目が覚めたのは、畳の上に引かれた布団の上だ。身体は……動く。
「十時ちょい、ってところか。」
つまり、まだ午前中ってことか。てか、今度はどこだよ?
「ご主人様、お目覚めですか?」
そこには、私服姿のシエルが。
「ここは?」
「ちょっと山奥の、旅館です。」
ところで、とシエルは話を変え、
「ご主人様、本日は強引な手段を用いて申し訳ございませんでした。ですが、それらもご主人様の健康を願ってのことですので気になさらずにお願いします。」
「は、はぁ。まぁ、昨日の夜から何があったか説明してくれ。」
「はい、分かりました。」

 ご主人様、疲れ果てて就寝
   ↓
 明日も本を読まれては、ご主人様の健康に悪いと考え、気分転換用に計画を遂行
   ↓
 とりあえず、自分の部屋にご主人様を保護
   ↓
 ご主人様起床後、すぐに用意していたクロロホルムで四時間程度の睡眠を提供
   ↓
 タクシーを呼び、ご主人様を抱えて出発
   ↓
 旅館到着 
   ↓
 クロロホルムの効果が切れ始め、ご主人様起床

 という説明を受けた。
「で、二段目の『計画』ってなんだ?」
「ご主人様、これです!」
シエルが、バタン、と窓を開ける。そこには。
「うおぉっ」
思わず声を上げるほど、見事な紅葉が広がっていた。
秋といえばやっぱり紅葉狩りでしょう、というのがシエル談だ。いや、この自然の美しさには心奪われるものがある。
 自然の中だからこそ生まれるコントラスト。赤、黄、橙、緑、様々な色が混ざり、重なり合い、一つの芸術を生み出しているようだった。
「さて、ここにいても何ですし、早速山の中へ行きましょう!」
「うぉ、ちょっと待って……」
自分のメイドに腕を引っ張られるとは、ねぇ。でも、正直主人としてはすごくうれしかったからよしとする。

 「うわぁ、やっぱり中から見ると違いますね〜」
「あぁ、流石だな……」
実は、今の返事はあいまいだ。日ごろの微妙な運動不足と、さっきまで回ってた薬のおかげで山に入って一時間もしないうちに足がふらふらだ。一方のシエルは、日ごろのメイドさんとしてのお仕事のおかげだろう。ぴんぴんしている。
「あのさぁ、シエル?」
「何でしょう、ご主人様。」
「昨日の件についてだ。シエルは、本当はどう思っていたんだ?」
ピクリとシエルの肩が動き、シエルが口を開く。
「私、ご主人様が読書が非常に好きなことは知っています。でも、流石に、あんなことはメイドの主人として、やっちゃいけないと思うんです。」
主人に対して物言いしているという罪悪感だろうか。シエルは、いつもにも増して声がか細くなり、申し訳なさそうな目をしている。
「主人として、やっぱりある程度は使用人の労を労うことは、大切なんです。私だけかもしれませんが、私は、ご主人様が喜んでる顔を見たくて、そして、ご主人様が私のことをほめてくださることがすごくうれしくて、私を認めてくれているようで……」
シエルの、心の声があふれてくる。主人という立場の相手に対して言えなかったことが、まるでリボンを解くように、するすると流れ出す。
「改めて言います。私は、ご主人様のことが」
むぎゅ、と、俺はシエルの口を封じた。
「それ以上言うな。女性にはそんな台詞は二回も言わせない主義でな。」
シエルは、「ふぇ?」といった感じで俺を見つめていた。
「もう半年前になるかな。いや、そんなことはどうでもいい。」
そっと、シエルの頬に手を添える。
「俺は今でも、いつまでも」
二人の顔が、少しずつ近づく。
「シエルのことが」
互いの呼吸を感じた、刹那。
突然の雷鳴と雨音が、俺の台詞と二人の間隔を引き裂いた。
「?! 夕立か……!」
「……どうしよう、折り畳み傘、旅館の方に忘れてきたみたい……」
紅い木々は雨をある程度は防ぐが、この雨ではどうしようもない。これがうわさに聞くゲリラ豪雨だろうか。
「シエル、旅館に帰ろうか。」
「……はい。」
雨にぬれながら、俺たちは歩き出す。ここまで来るのに一時間弱かかったのだ。帰りも同じくらいかかるだろう。
 しばらく歩いた頃だろうか
「うぅっ、寒いですぅ」
さっきから、シエルの肩が震えている。無理も無い。冷たい雨にぬれながら歩いているのだ。
見かねて、自分が羽織っていた上着をシエルにかけてやった。
「ご、ご主人様、私は大丈夫ですから……」
言い終わらないうちに、シエルがくしゃみをしたものだから、
「な、大丈夫じゃないだろ?」
と言いながら肩を抱いてやる。
「ご主人様、とてもあったかいです……」
照れくさそうに、それでも肩を寄せるシエルに今、もう一度言わなければならないと思った。
「これからもずっと、俺はシエルを愛し続けるからな。そして、もっとシエルのことに気付けるように努力していくから。」
「ご主人様の心に気付くのも、メイドとしての勤めですから。お互い、以心伝心したいですね」
「じゃぁ、俺が今望んでいること、当てれるかな?」
わざと、意地悪っぽく言ってみた。
「そうですね〜、早くゴールしたいんじゃないですか?ほら、旅館が見えてきましたよ。」
あまりにも上手く返されて、それでもニヤニヤが止まらなかった。

 旅館に着くと、女将は風呂場へ案内してくれた。良いように取れば、お客さんが風邪をひいては困る、というやつだろうし、単純に廊下を濡らされたくなかっただけかもしれない。
 俺が風呂から上がったときには、すでに夕食時になっていた。
 二人とも浴衣姿、というのはすごく新鮮なものだ。
「ご主人様、最近はまともに食べていませんから、今日はここでたくさん食べて元気をつけてくださいね。」
「あぁ、気遣い、ありがとな。」
そんな、主人とメイドとしてのあたりまえの会話が、ものすごく心にしみこんでくるのが分かる。
「ご主人様。」
「うん?どうした?」
「……いいえ、何でもありません」
はて、と思ったが、考えてみればなんでもない。俺の食いっぷりに驚いただけだろう。シエル、ごめんな。今度、俺が料理するからさ、な。
 おいしいコース料理(味はシエルの料理には劣るけどな)を一通りいただいた後、食器の類を回収しに来たので、部屋を出て二人で散歩することにした。旅館の人と気まずくなるのは嫌だからな。

 そこまでは良かったのだ。

 部屋に戻ると、きれいに布団まで敷かれていた。
 正直に言おう。意識してシエルと並んで寝るのは、これが初めてだと。
 別にすることも無いので、今夜は二人とも早めに寝ることにした。
「ご主人様?」
隣の布団から、シエルが尋ねてくる。
「シエル、どうしたんだ?」
「ご主人様は、私のことを、愛してくれるといってくれましたよね?」
「あぁ。確かに言った。」
「じゃあ、私の愛、受け取ってくれますか?」
「何を……っ」
もぞもぞとシエルが、俺の布団に入ってきた。いきなりのことで、何にもできなかったとは男としてのプライドがあるので口が裂けてもいえないところだ。
「一人で寝ると、ちょっと寒いですから……」
しばらく、布団の中でごそごそしていたが、次第に寝息を立て始めた。

俺に寄り添って眠る、あどけない寝顔を見て、俺は誓った。

 シエルを、絶対に守ってやると。この笑顔を、失わないために。

<あとがきへ>